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「カンスト」ってどんな意味?完凸とカンストは同じなの?そんな疑問に答えます!

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カンストはカタカナ語の中でも特殊な言葉です。

元々はゲーム用語だったのが今ではネットを中心によく使われるようになっており、チェックしておく価値はあるでしょう。

またカンストはいわゆる和製英語の略語であり、そもそも英語圏では通用しないとされています。

聞くほどに珍しい言葉ですが果たしてどのような意味で、どんな使い方があるのでしょうか。

カンストとはどんな意味?

まずはカンストの意味から確認していきましょう。

和製英語という点からも成り立ちを把握する必要がありそうです。

カンストは英語「カウンターストップ」の略

大前提として知っておきたいのが、カンストとは略語であるということです。

何を略したものかというと、“counter stop”(カウンターストップ)というフレーズが該当します。ただし“counter stop”というフレーズは英語表現として存在しないので、いわゆる和製英語ということになります。

カンストとはあくまで日本語表現の上で便宜的に誕生した言葉であり、和製英語と略語という複数の要素が含まれる点を押さえておきましょう。

カンストとは上限・天井に達した状態

“counter stop”はカウンターが停止し動作しなくなる状態を指すものです。

数値を測定したり記録したりする機能がストップしてしまうということを示します。

なおカンストの一番の特徴としてはカウンターが表示できる数値の上限に達したので、これ以上カウントできないということが挙げられます。

このためスピードメーター等の計測器が、故障などの動作不良によって単純に止まってしまう状態とは本質的に異なるという点に注意しましょう。

カンストはゲーム用語として使用

カンストは元々ゲーム用語として使われてきた言葉です。

主としてRPG(ロールプレイングゲーム)のように主人公を育成する要素のある作品において、これ以上成長の余地がない・限界まで鍛え上げるという意味合いで使用されていました。

有名RPGのドラゴンクエストシリーズを例に挙げると、初期の作品では成長の度合いを表すレベル(Lv)の表示が2桁までだったためLv99が上限でした。

このドラクエの例ではLv99がレベルカンストの状態だということになります。

「女子力がカンスト!?」最近はゲーム以外でも!

もはやカンストはゲーム用語の枠を飛び出しています。今ではネットの世界を中心として、ごく一般的に使われるようになってきているのです。

例えば女の子らしさ、いわゆる女子力を表現する際にも特段の断りなくカンストが使われるほどに浸透しています。

具体的には、ただ単に女子力が高いというだけでは芸がないという場合に「女子力がカンスト」のような言い方をすることがしばしばです。

女子力Max・女子力が振り切れているといった表現と同義ですが、女子力がカンストという方がよりいっそうスラング的な言い回しで面白みがあると考えられているようです。

カンストの正しい使い方を例文で確認

カンストを正しく使いこなすために、例文を挙げて具体的な用法をお伝えします。

例文

「新入社員の彼女、女子力スゴくない?」
「女子力のカウンター回りっぱなしだね!」
「早くもカンストしそうだよね!」

例文

近年のRPGを中心とするゲームでは、メインクエスト本編をクリアしても育成データを引き継いで最初からやり直す機能が備わっていることがしばしばである。これを利用し、特に気に入った作品においてはレベルやHP(体力)などをカンストさせるまでやり込むといった熱狂的なプレイヤーも数多い。

例文

1990年代後半に2000年問題、いわゆるY2K問題が大きくクローズアップされた。これは西暦2000年になるとPC類が誤作動する可能性を示唆するもので、古いコンピュータは西暦1999年までの年次データしか対応できないのではないかと考えられていた。1999年末で多くのコンピュータの年次データがカンストしてしまうという説が有力だったのである。

カンストを用いた言葉をチェック

カンストは単体で運用するよりも、文脈や前後関係があってこそ活きる言葉です。

そこでカンストを用いた言葉をいくつか列挙します。

Lv・ステカンスト「レベル・ステータスカンスト」

Lv・ステカンストとは主としてゲームにおけるキャラクターの性能項目のうち、レベルと各種ステータスがカンスト状態になった様を指します。

経験による成長の度合いを示すレベルが最大に達した状態がLvカンストです。

Lvカンストに加えて、さらに腕力や技能といった個別の力量を表す各種ステータスについても全て最高値まで鍛え上げたという状態がLv・ステカンストに該当します。

アイテムカンスト

アイテムカンストとは、所持数の上限までアイテムを収集もしくは入手・購入することです。

例えばドラクエシリーズであれば薬草、FFシリーズであればポーションなどを作中の限界数量まで持ち歩くということです。

近年では難易度を中心としたゲームバランスに気を配ることが多く、あまりに性能が強力であったりバランスを崩したりする可能性を秘めたアイテムに関しては、制作者側の配慮により予めカンストする数量を低く設定する場合もあります。

カンストダメージ

カンストダメージとはダメージ数値の概念があるゲームなどで、作中における最大ダメージ値を指します。

例えば有名RPGシリーズであるFF4ではシナリオ上の重要なイベントシーンの中で、究極の攻撃魔法とされるメテオやWメテオが使われることがしばしばです。

この際、作中のカンストダメージである9999が表示されるのがいわばお約束になっていました。

スコアカンスト

ゲームによってはプレイの成績を数値スコアで記録するものがあります。

特にシューティングゲームのように、ミスを少なくしつつ高得点を狙うようなタイプのゲームが代表的です。

スコアカンストとは成績カウンターの上限に達し、スコアが頭打ちになる状態を指します。

カンストの類語や反対語をチェック

カンストは特殊な和製英語であるものの、意味合いそのものは比較的明快であり類語や反対語も存在します。

そこでカンストの代表的な類語や反対語をご紹介します。

類語:頭打ち

上がっていた相場や数値が、ある水準から上がらなくなる現象を指します。

反対語:青天井

上限や際限がなく、株価などの相場が上がり続ける様を指します。またこれを応用して、予算やリソースに関する制約の有無を取り沙汰する際にも青天井という表現が使われる場合があります。

カンストと完凸では意味が違う?

近年ではソーシャルゲームを中心として、成長や育成に限界突破というシステムを採用する例が多く見られます。

限界突破とは通常のプレイにおける成長の上限を突破するという意味で、多くの場合特定の条件を満たすことが必要です。

この限界突破の俗称が限凸(げんとつ)であり、完凸とは限凸の発展型にあたります。

完凸とはレベルやステータスなどあらゆる成長要素において、完全に限界突破を達成するという意味です。完凸まで漕ぎ着ければ文句なしのカンストということができます。

ただしゲームによってそれぞれ成長システムが異なり、限界突破の有無という要素も介在します。

このため単純にカンストと完凸をイコールとするのは適切とはいえません。厳密にいえばカンストと完凸の意味は異なると考えるべきでしょう。

昔のゲームが65535でカンストだった理由

ファミコン初期など昔のゲームでは、作中で一番大きい数字が65535であるというものが多くありました。

ドラクエシリーズの元祖であるドラゴンクエストⅠでは所持できるゴールドや得られる経験値の上限が65535で、この時点でカンストしてしまうのが通例でした。

電子情報を取り扱うコンピュータおよびプログラムの世界では、ONかOFFというシンプルなロジックで進行します。

このためあらゆる数値情報は2進法がベースになっています。

ドラゴンクエストⅠの当時、表示できる最大の数値は2の16乗が限界でした。コンピュータの世界では数値が0からスタートすることも踏まえると、カウント上は(65536 - 1)=65535が最大値だったのです。

今でこそコンピュータの性能が上がって65535以上の数値表示も可能となっていますが、それでも理論上は表示に限界があるのです。

カンストをきっかけとしてゲーム制作の事情や歴史を知っておくと、よりいっそうゲームを楽しめるかもしれません。

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