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「ソリューション」の意味と用法は?問題解決との違いもわかりやすく解説!

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ITに代表されるテクノロジーの発達とともに、ソリューションという言葉が飛び交うようになってきました。

ソリューションとは単なる問題解決ではありません。スマートかつ最適な方法で解決するというニュアンスを含む言葉なのです。

ソリューションの使い方、具体例を踏まえて正しい理解につなげましょう。

ソリューションとはIT用語?わかりやすく意味を解説

ソリューションとはそもそも、どんな意味でしょうか。

IT業界で多く使われているイメージですが、IT業界以外での用途もあるかもしれません。

疑問を一つずつ解消していきましょう。

一般的な意味は「問題解決」

カタカナ語でソリューションと表現する場合、一般的には問題解決という意味で使われます。

つまり日常生活でソリューションという場合は、必ずしもITやテクノロジーを用いるとは限りません。

例えば窓サッシを修繕したり、友人の悩みを解決してあげたりといった行動も立派なソリューションといえます。

ソリューションの英語は「solution」語源はラテン語?

ソリューションは英単語“solution”に由来します。

“solution”の語源はラテン語の“solut”で、束縛から解放されるという意味です。

つまり束縛からの解放が、転じて問題解決と表現されるようになったのです。

なお化学においては溶解という意味で使われています。

緩む・ほどけるというイメージで解釈すればわかりやすいでしょう。

ビジネスではITによる問題解決を意味する

ビジネスシーンでソリューションという場合は、主にITによる問題解決を指します。

例えば社内のありふれたトラブルを解決する際にはソリューションというよりも、問題解決という表現が一般的です。

無意識のうちに行っている可能性もあるにせよ、ビジネスシーンにおいては表現の使い分けがなされているのです。

ソリューションが使用された背景とは?

問題解決には様々な形がありますよね。ベストな結果もあれば、誰かが損失や痛みを伴う結末もあります。

英単語“solution”を読み解くと、ベストの形で解決するという意味合いがあります。

つまりソリューションには、ベストな問題解決という性質があるのです。

なお、英単語“solution”の類語に“resolution”というものがあります。

“resolution”は折り合いをつける、どうにかして解決するという意味です。

つまり“resolution”は次善の策、ベストではない手段による解決ということです。

ソリューションという場合は、最善策をもって問題解決を図ることが条件です。裏を返せば、間に合わせの策で問題解決を図ってはいけないということですね。

ビジネスで頻出!ソリューションの使い方を例文で確認

ソリューションはビジネスシーンにおける頻出ワードのひとつです。

単体でもよく出てきますが、派生語も沢山使われています。

そこでソリューションのつく派生語や具体例を紹介します。

ソリューションサービス

ソリューションサービスとは、ソリューションを提供するサービスのことです。

元々ソリューションという言葉自体に、サービスのニュアンスが含まれます。

しかしサービスというフレーズを付けることによって事業の方向性がより明確になります。

つまりソリューションを請け負う、あるいはソリューションを提供するという事業を対外的にアピールしやすくなるのです。

例文:
「当社の使命は優れたソリューションサービスをお届けすることです。実績のあるITエンジニアを動員し、スピーディーなソリューションを実現いたします。」

ソリューション能力

ソリューション能力とは、単純に問題解決能力のことです。

ただしビジネスシーンにおいては単なる問題解決能力ではなく、企業や部門全体が抱えるような広範囲の問題を解決する能力を指します。

必然的にテクノロジー、ITといった高度な技術を用いることが多いといえます。

例文:
現在、会計システムの入れ替えを検討中だ。大手グループのソリューション専門会社、X社は高いソリューション技術を持っているそうだ。X社に依頼する方向で調整したい。

ソリューション開発

ソリューション開発は主にIT業界で使われる言葉のひとつです。

ソリューション開発が取り沙汰される場合は、前提として問題に対する有効な手段が確立していない状況が挙げられます。

つまりソリューションを行うには、新たなシステムや仕組みを構築するところからスタートする必要があるということです。

ソリューションを実現するための開発作業を「ソリューション開発」と呼んでいます。

例文:
A社の案件には今のところ有効なソリューション方法がない。よって状況を打破するには、ソリューション開発からスタートする必要がある。

ソリューションを提供する

ソリューションを提供するとは、問題を抱えている相手に対して解決策を提供することです。

注意点としては自分自身がソリューションを行うのではなく、あくまで主体は相手にあるという点です。

つまり問題解決の手助けをする・問題解決に寄与するというニュアンスが肝心です。

例文:
B社の売上計算システムには効率性の面で大いに改善の余地がある。当社のノウハウを活かし、ソリューションを提供したいところだ。

ソリューションの関連語の意味をチェック

ソリューションにはいくつかの関連語があります。主なものを4つ紹介します。

コンソリューションの意味

コンソリューションとは野村総合研究所社が提唱した造語です。

コンサルティングとITソリューションを融合させ、シナジーを活かしながら経営を行うという意味があります。

トータルソリューションの意味

トータルソリューションとはIT用語のひとつです。

クライアント企業の問題を1つずつ解決するのではなく、システム全体を対象として総合的なソリューションを図るというものです。

ソリューションプロバイダーの意味

ソリューションプロバイダーとは、ソリューションを提供する事業者のことです。

ソリューションベンダーという呼称もありますが、内容は同じです。

ソリューションアーキテクトの意味

ソリューションアーキテクトとは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)におけるエンジニアのことです。

エンジニアではなく、ソリューションアーキテクトと銘打たれているのには理由があります。

AWSのサービスを正しく顧客に理解してもらい、顧客のニーズに沿って最適な利用方法を構築していくという意味が込められています。

ソリューションの類語「システムインテグレーション」とは?

システムインテグレーションは元々、世界的なPC用製品メーカーである米IBM社が始めた事業モデルです。

IBM社は各企業のシステムや機器における相性問題、あるいは組み合わせに由来する諸問題のソリューションを一元的に引き受ける体制を構築しました。

このように、複合的なシステム問題のソリューションを行う事業をシステムインテグレーションと定義したのです。

IBM社の事業モデルは日本にも大いに影響を与えました。

資本力のある大手グループがIBM社に倣い、システムインテグレーションのIT企業を設立する動きが活発になったのです。

企業によるソリューションの実例を紹介

最後に企業によるソリューションの実例を紹介します。

日立グループのソリューション専門会社、日立ソリューション社をピックアップします。

クライアントR社のメール管理体制を、外部委託から自社運用に切り替えたという案件です。

R社は約10万人もの従業員を抱える大会社です。社内の業務連絡はメールが中心で、月間の想定メール送受信件数は実に80万件とされています。

R社はネット環境をアウトソーシングしていたため詳細な稼働状況を掴めず、回線の混雑状況についても不明でした。

そこで社内運用可能なメールゲートウェイ環境を構築し、メールの送受信状況や不達の原因などを監視可能にしたのです。

また自社運用に切り替えたため、セキュリティ面の強化にもつながり一石二鳥の結果をもらたしました。

R社の事例が示す通り、シンプルな発想からソリューションにつながる場合もあります。

理想の形やゴールを思い描いた時、現実との隙間を埋めていくにはどうすべきか。

実績のあるプロが提供するソリューションは、有効な選択肢となるに違いありません。

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