ビジネス用語

「ノーティス」の意味や性質とは?リアライズ、アテンションとの違いも解説します!

通知と聞いて、連想されるカタカナ語はどんなものでしょうか。

アテンション、インフォームなどいくつか思い浮かびますよね。

日本語の「通知」に対応するカタカナ語として、最も相応しいのがノーティスです。

しかし英語由来のカタカナ語には特性があります。

類語との比較などを踏まえ、ノーティスの特性や本質に迫ってみましょう。

ノーティスとはビジネス用語でどんな意味?

ノーティスはビジネスシーンでよく使われる言葉です。

ビジネス用語としてのノーティスについて、まずは意味や用法をチェックしましょう。

「ノーティス」は相手に連絡する時に用いる言葉

一般的にノーティスは、主として相手に連絡する際に用います。

情報伝達を意味するインフォームや注意を喚起するアテンションと比べると、あくまで連絡という意味に留まります。

つまり本質として強く訴えかける要素や主張を含まない、中立的な言葉だといえるでしょう。

ビジネスでは主に通知や通達を意味する

ビジネスシーンにおけるノーティスの使い方には、少しアレンジが加わります。

相手に連絡するという意味から転じて、通知や通達と解釈されているのです。

しかしノーティスの意味が通知や通達に転じる結果、情報の伝わり方には違いが生じます。

というのも、相手に直接連絡したか否かではなく、通知や伝達を行ったか否かがポイントになるからです。

すなわち、通知や伝達を行った時点で責任を果たしたという説明が成り立つということです。

相手が通知や伝達を受け取り、理解したかどうかは二の次になってしまうというわけですね。

電話連絡とメール連絡の違いを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。

ノーティスを使うシーンはどんな時?

ノーティスを使うシーンとはどのような時でしょうか。

通知や伝達の目的であれば、直接相手に会ったりコンタクトを取ったりしなくとも達成可能です。メール送信や、掲示板への貼り紙などが当てはまります。

直接相手に会わない、と聞くと冷たい印象を受けるかもしれません。

しかし従業員が何千人もいるような会社で、一人ずつ個別に会って連絡するのは非現実的です。

やはりノーティスを使うべきシーンは、一度に複数の相手に向けて通知や伝達を行う時といえるでしょう。

喫緊に使いたい!?ショートノーティスの意味と使い方

ノーティスの派生語として、ショートノーティスというものがあります。

ショートノーティスの意味は、急なお知らせです。

例えば期限の短い依頼内容を通知する際、単にノーティスというだけでは緊急性が伝わりません。

ショートノーティスという言い方をし、喫緊の用件である旨を添えるのがセオリーです。

ちなみに、似た言葉として「短いメール」を意味するショートメールがありますよね。

しかし同じショートであっても、ショートノーティスの意味用法とは異なります。

ショートノーティスの場合は急を要したり、突然であったりするという意味でショートなのです。

機械的に「ショート=短い」と解釈するだけでは、適切なカタカナ語を使いこなせません。意味や用法を踏まえて運用するようにしましょう。

注意が必要?英語の「notice」には「取りあえず...」の意味合いがあり!

カタカナ語であるノーティスは、英単語“notice”に由来します。

ルーツである“notice”を紐解いてみましょう。ノーティスの特性や本質を理解するのにきっと役立つはずです。

見なくてもOK!気が向いたら見てね

“notice”の意味は通知や告知で、カタカナ語のノーティスと同じです。

しかし英単語“notice”の特性として、気づく・気づきという意味合いがある点に注意が必要です。

例えば“notice”を使ったイディオムとして、“Please take notice~”という表現があります。

「~に気づいて欲しい」という意味合いであり、強要するようなニュアンスはありません。

つまり“notice”には気が向いたら見てね、というくらいの柔らかい頼みが込められていると考えるべきでしょう。

「error」や「warning」は対応必須

時として“notice”のような、通知や気づきのレベルでは済まない状況がありますよね。

いわゆる非常事態であったり、警告が必要だったりする場合です。代表格は“error”と“warning”の2つでしょう。

“error”はシステムにおける不具合のことです。システム運用上の障害が生じており、事態が進展しない状況を指します。

“warning”は警告のことです。主として異常事態が起きていたり、放置すると重大な問題が生じたりするような場合に発せられます。

“notice”の場合とは異なり、“error”や“warning”が発生した場合は速やかな対応が必須です。

なぜなら“error”や“warning”を解消しない限り、正常な運用が行われないからです。

より深刻な事態が起こる前に、即時対応する必要があるでしょう。

ノーティスとリアライズ(realize)の違いとは?使い方を解説

先の項で、ノーティスには気づく・気づきという意味があると説明しました。

そこで、似た意味を持つリアライズ(realize)との違いを解説します。カタカナ語リアライズのルーツは英単語“realize”です。

“realize”は、現実を意味する“real”の派生語に当たります。つまり、現実に関する性質が内在しているのです。

改めて“realize”の和訳を紐解いてみましょう。気づく・気づきの他に、次のような意味があります。

・はっきりと理解する
・実現する、実行する
・如実に見せる、写実的に表す
・資産などを現金化する

列挙してみると、気づく・気づきよりも明確性の高い表現が多いですよね。

つまりリアライズを使う場合は、単に気づくというだけでは不十分といえます。

理解して、なおかつ実行に移すというところまで踏み込んでこそ、リアライズという表現に相応しいのです。

また結果が現実化するのも、実行というアクションがあってこそです。ノーティスとリアライズには大きな違いがあるといえます。

英語で「お知らせ」を伝える表現を集めてみた!

最後に、英語で「お知らせ」を伝える表現を紹介します。

・imform
“imform”は情報を伝える・知らせるという意味です。ちなみに“imformation”は名詞形で、情報を指します。日本では大きな施設にインフォメーションセンターを置くのが定石ですね。

・attention
“attention”は注意という意味です。代表的な用例として“Attention, please.”というイディオムがあります。注意を促す表現であり、飛行機内のアナウンスでよく聞かれる表現ですね。

・news
“news”には新着情報の意味があります。単なるお知らせというよりも、報道や近況といったニュアンスの強い言葉です。

日本でニュースというと報道を指すのが一般的ですよね。一方、英語表現の“news”では人々の近況や消息を指す場合もあります。

まとめ

ノーティスとリアライズのように、和訳レベルだとほとんど違いのないカタカナ語は沢山あります。

そんな時は、言葉の特性・性質をチェックすると違いを理解しやすくなります。

似た意味のカタカナ語を比較する場合には、元の言語を紐解くとよいでしょう。

外国語の勉強にもなるので、一石二鳥ですよ。

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