ビジネス用語

「ヒアリング」の意味をチェックしよう!リスニング、インタビューとの違いも解説!


ヒアリングといえば、学校教育における英語の授業でおなじみですね。

英語でなくとも外国語の学習では必須項目といえます。

実のところ、外国語学習以外の場面でもヒアリングは使われています。

例えば議会における公聴会はよく知られていますよね。

また、事情聴取のような聞き込みもヒアリングの一種といえます。

つまり聞くだけでなく、聴くこともヒアリングというわけです。

以上を踏まえ、ヒアリングの意味用法をチェックしていきましょう。

ビジネスシーンのヒアリングは「聞く」以外に意味がある?

ヒアリングはビジネスシーンにおいても重要です。

ビジネスシーンでは、受動的に話を聞いているだけだと片手落ちになってしまいます。

欲しい情報を得るためには、能動的に聞き取りや質問を行う必要があるのです。

つまり、ヒアリングには「聞く」以外の用法もあるということですね。

一般的には「言語を聞き取る」「公聴会」や「聴聞会」

ヒアリングの一般的な意味は、動詞的な用法と名詞的な用法に分けられます。

動詞的な用法としては、外国語学習のように「言語を聞き取る」という意味があります。

一方名詞的な用法は、「公聴会」や「聴聞会」のように意見や話を聴取する会合という意味合いです。

ビジネスでは「意見聴取」や「情報収集」の意味合い

ビジネスシーンにおいてヒアリングという場合は、意見や話を聴取するという意味がメインになります。

つまり受動的に話を聞くというよりも、情報を得るよう能動的にアクションする意味合いが強いのです。

仕事でヒアリングを行う目的や意味とは?

なぜ、仕事でヒアリングを行う必要があるのでしょうか。

簡単な例を挙げてみます。

例えば、経理担当が畑違いの営業担当にヒアリングを行うことがありますよね。

なぜなら、営業担当の本人に聞いてみないとわからない情報を持っているからです。

以上を踏まえ、仕事でヒアリングを行う目的や意味をもう一度考えてみましょう。

組織で業務分掌や担当が定められている以上、自分の力で得られる情報には限りがあります。

またある程度見当がついている内容であっても、予測や予想だけで物事を判断することは危険です。

そこで証言や裏付けを得るため、当事者からの言質を得る必要があります。

聞き込みや情報収集は、刑事や探偵だけの専売特許ではないともいえるでしょう。

ヒアリングはあらゆる仕事において重要なのです。

医療現場でも?治験などにおけるヒアリングの意味

ヒアリングは医療現場でも有用です。

中でも治験は代表的な事例といえます。

治験は厚生労働省が定めたルールに則って実施されます。

そしてルールの1つとして、治験の事前ヒアリングが義務付けられているのです。

また治験に限らず医療行為は人の生命、もしくは身体や精神に影響を与えるものといえます。

医療行為を実施するに当たっては、予測される影響や結果について関係者の理解と認識が必要なのです。

つまり医療現場におけるヒアリングは、単なる聞き取りではありません。

実施しようとする医療行為について、相手の理解と合意を得るための「確認作業」という意味があるといえるでしょう。

ヒアリングの正しい使い方を例文でチェック

次に、ヒアリングを文章の中に組み込む場合を考えましょう。

どのような活用法があるか、例文と併せて紹介します。

ヒアリングする

ヒアリングするとは、聴取するという意味です。

ビジネスシーンや医療現場で用いられることが多い表現といえます。

例文

医療機関では問診票やヒアリングシートなどの形態で、症状や病歴などを記入するのが一般的だ。医師が患者と面談し、詳細をヒアリングする際に役立つからである。

ヒアリングを受ける

ヒアリングを受けるとは、「ヒアリングをする」の受動形に当たります。

つまり聴取する側でなく、聴取される側になるということです。

例文

歯が痛むので歯科に行った。問診票に記入した内容に基づき、医師から詳細なヒアリングを受けた。

ヒアリング調査

ヒアリング調査とは聞き取り調査のことです。

特定のテーマに関する他者の意見を調査するのが主な目的です。

アンケートが典型例といえるでしょう。

ちなみに、テーマよりも相手の話や意見を主軸に置く形態はインタビューに該当します。

例文

環境問題のトレンドとして、大企業を中心にプラスチック製の消耗品を減らしていく方向にある。このトレンドに対して一般市民がどのように考えているか、ヒアリング調査を実施すべきだ。

ヒアリングテスト

ヒアリングテストとは耳鼻科の病院で行う、聴力機能のチェックを指します。

外国語学習で行われるような音声聞き取りテストではない、という点に注意が必要です。

なお日本において音声テスト聞き取りというと、ヒアリングテストとリスニングテストとで呼称が混在していますよね。

しかし英語本来の表現としては、リスニングテスト(listening test)というのが正しいとされています。

例文

通訳の仕事に就くことになった。ついては聴覚の衰えがないかを確認するため、耳鼻科でヒアリングテストを受けるつもりだ。

ヒアリングの類語や言い換えの使い方まとめ

ヒアリングには類語や言い換えの表現があります。

代表的な例を2つ紹介し、解説していきます。

ヒアリングとリスニング、意味の違い

ヒアリングによく似た言葉として、リスニングが挙げられます。

それぞれに漢字表現を当てはめると、ヒアリングが「聞く」に当たります。
一方、リスニングは「聴く」に相当します。

聞くというのは、耳に入ってくるという受動的なニュアンスです。

また英語の“hear”は「聞く」と訳されています。

聴くとは、意識を集中して聴き取ろうとする行為です。

つまり能動性が含まれるのです。

なお、「聴く」は英語の“listen”に相当します。

以上を踏まえると、日本におけるヒアリングは“listening”のニュアンスを多分に含んでいることがわかります。

お察しの通り、ヒアリングは和製英語なのです。

ヒアリングとインタビュー、意味の違い

ヒアリングとインタビュー、情報収集という意味では同じですよね。

違いが分かりにくい例の1つです。

しかし、情報収集の仕方や性質に注目すると理解が進みます。

ヒアリングは特定のテーマ・目的を設定し、テーマに基づいた質問を設定します。

対象が目的から外れた回答をした場合、無視することもあるのです。

一方、インタビューとは相手の話や意見を主軸に置く形態です。

ある種のフリートークに近いのですが、進行を促し流れが円滑になるようインタビュアーが手助けするというわけです。

ヒアリングは和製英語のため本場では「listening」の方が意味が通じやすい

繰り返しますが、ヒアリングは和製英語です。

例えば「ヒアリングテスト」について誤解が生じているのも、元々ヒアリングが和製英語であることに理由があります。

日本語表現におけるヒアリングのニュアンスは、英語だと“listening”が一番近いでしょう。

英語圏で聞き取りや情報収集を行う際には、“listening”と表現するのがおすすめです。

ヒアリングのコツは?中国語や韓国語の意味をザックリおさえたいとき

外国語の中でも、中国語や韓国語は習得が難しいイメージですよね。

独特のリズムがあり、会話スピードも速いのが特徴です。

しかしヒアリングを前提とする場合、話し言葉ならではのアプローチがあります。

タレント・お笑い芸人のタモリ氏は、知っている単語とイントネーションだけで何ヶ国もの外国語をモノマネするという特技を持っています。

もちろんネイティブスピーカーにいわせればデタラメな文法なのですが、雰囲気に関しては完璧です。

なぜ完璧な雰囲気を表現できるかといえば、各言語のリズムとイントネーションを正確に把握しているからですね。

つまり話し言葉のコツを掴むには、リズムとイントネーションを身につけることが何より大事なのです。

リズムとイントネーションを身につけたら、話の核となる単語やフレーズを掴んでいけばよいでしょう。

肯定や否定、あるいは場所や時間といったキーワードを核に捉えることで、自ずと話の流れや意味がついてきます。

つまり、相手がどんな話をしているかがわかってくるのです。

ヒアリングをする際には漫然と聞くのではなく、能動的に「聴く」姿勢が大事ですね。

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