「身の引き締まる思い」を解説!意味と使い方、類似表現や英語表現も網羅します!

ただならぬ緊張感や使命感を表現する際、「身の引き締まる思い」という言い方をしますよね。単に「緊張する」というよりも、改まった印象を受けるものです。

「身の引き締まる思い」というのは、いわば外向きの言い回し。多くの人に向けての挨拶やスピーチなど、対外的な発言をする際に使われる言葉というわけです。

「身の引き締まる思い」を使うべき場面やタイミングはある程度限られます。一種のドレスコードが存在することを念頭に置き、上手な使い方を身につけましょう。

この記事の内容

「身の引き締まる思い」の意味と使い方を解説!

「身の引き締まる思い」は、緊張感や使命感と関係が深いフレーズです。予備知識を踏まえ、まずは基本的な意味と使い方を把握しましょう。

「身の引き締まる思い」の意味は?

「身の引き締まる思い」とは、緊張や重圧によって心身が引き締まる様を表します。

ユニークな特徴として「心身が引き締まる」という結論よりも、むしろ「緊張や重圧を感じている」という経緯や理由の方に重きを置いた表現であるという点が挙げられるでしょう。

「身の引き締まる思い」という表現を選ぶということは、、並ならぬ責任感や使命感の意志表明と同義なのです。

「身の引き締まる思い」の使い方は?

「身の引き締まる思い」は、対外的に発言する必要がある場面で使うことが多いでしょう。

例えば昇進や結婚のように、ビジネスキャリアもしくは人生における節目のタイミングで、自らの心情を表明する機会が当てはまります。

次の項で場面ごとの用例を詳しく紹介するので、より具体的な使い方をイメージしてみてください。

「身の引き締まる思い」の用例を場面別で紹介!

「身の引き締まる思い」が使われる場面の中でも、特に多く見られるのが大きな節目のタイミング。仕事の上でもプライベートでも、いわゆるターニングポイントというべき節目があるものです。

平凡な暮らしをしているといわれる人でさえも、人生の節目と無縁ではいられません。例えば平凡な暮らしを始めるきっかけ自体が、立派な節目の1つですよね。

以上を踏まえて「身の引き締まる思い」が使われることの多い、いわゆる節目の場面を3つ紹介します。

昇進や昇格

職場でキャリアを積み昇進や昇格を果たしたタイミングで、全体に向けて所信表明や抱負を述べることがありますよね。

新しい役職に就くというのは、未知の領域に踏み込む行為でもあります。所信表明や抱負の言葉として、自身の心情を表す際に「身の引き締まる思い」と発言するケースはしばしばです。

特に責任感の強い人の場合、昇進や昇格を告げられて「身の引き締まる思い」を抱くのは自然といえるでしょう。

転勤・転属

ビジネスにおいては昇進や昇格のほか、転勤・転属の人事異動もあり得ます。特に転勤・転属の場合はポストだけでなく、勤務地や人間関係までもが一変するため大きな影響を受けるでしょう。

転勤・転属に際しては、新しい職場のスタッフに向けての着任挨拶が付きもの。新天地に身を置き、飾ることなく率直に「身の引き締まる思い」という心境を吐露する姿勢は好印象を招くと考えられます。

結婚・出産

「身の引き締まる思い」は主にビジネスシーンで使う言葉と思われがちですが、日常生活でも使われる場合があります。

例えば結婚・出産といった人生の節目となる大きな出来事を迎える際、「身の引き締まる思い」を体感するのは想像に難くないでしょう。

対外的に「身の引き締まる思い」と発言する場面としては、結婚式や披露宴におけるスピーチが代表的ですね。

メールにおける「身の引き締まる思い」の使い方


場面別の用例で紹介してきた通り、「身の引き締まる思い」は口頭で使われる印象が強いかもしれません。

実のところ「身の引き締まる思い」の使用は口頭に限定されるわけではなく、文章の中で使ってもOKです。

文章の中で「身の引き締まる思い」と表現する媒体として、メールによる意思表示を想定してみましょう。

内定通知に対する返信

企業によっては、応募者に対する内定をメールで通知する場合があります。

書面を取り交わす正式な雇用契約を結ぶ前段階のやり取りとして、企業側はいち早く内定の事実を伝え、応募者側は内定を受諾するか否かを回答する必要があるのです。

内定に関するメールの中で、応募者が内定を受諾する際の意思表示として「身の引き締まる思い」を伝えてもよいでしょう。

単に内定を得て喜ぶだけでなく、志望企業の一員として貢献していく責任感や使命感をアピールするためにも、「身の引き締まる思い」の表現は有効といえます。

新任挨拶のメール

全体で集合して朝礼などの挨拶を行う習慣がない、もしくはオフラインでやり取りすることがない労働環境の場合、新しい人員が加入した時はメールで挨拶することになるでしょう。

特に新人や転勤者の新任挨拶をメールで行う場合は、簡単な所信表明をするのが流れとしても自然ですね。

以上を踏まえ、新任挨拶を行うメールの中で「身の引き締まる思い」を伝える事例は決して珍しくありません。

「身の引き締まる思い」の敬語表現は?

一般的に「身の引き締まる思い」とは自分の心情を表すフレーズであり、立場や身分に関する要素は含まれていません。

「身の引き締まる思い」を目上の相手に伝える際には、補助動詞を上手に使って敬意を表すのがポイントです。

目上の相手への決意表明

全体に向けての挨拶ではなく、限られた目上の相手に向けて決意表明する場合は敬意の対象が明確になるため、慎重な言い回しが必要です。

例えば役員に呼び出され、昇進や昇格に関する内定を直接言い渡される場合を想定しましょう。いわば役職を拝命する状況なので、謙譲表現で対応するべきですよね。

上記のような状況で「身の引き締まる思い」を謙譲表現するならば、「身の引き締まる思いでありがたく拝命します」もしくは「身の引き締まる思いでおります」といった具合に、やや改まった言い方をするのが望ましいでしょう。

転勤・転属時の着任挨拶

上述の例とは異なり、転勤・転属時の着任挨拶は全体に向けての発言です。言い方のポイントとしては失礼がなくほどよい敬意を表せばよいので、丁寧の敬語表現を使うのが妥当でしょう。

具体的には「身の引き締まる思いですが、頑張ります」のように適度に堅く、かつほどよく丁寧な言い回しを選ぶのが好印象につながります。

「身の引き締まる思い」の類似表現を紹介


「身の引き締まる思い」と同様のニュアンスを持った表現は他にもあります。代表的な3つのフレーズを紹介しましょう。

気が引き締まる思い

「気が引き締まる思い」とは、重圧や緊張によって心が締め付けられるような感覚をいいます。基本的な意味合いは「身の引き締まる思い」と同じですね。

「身の引き締まる思い」がビジネスで使われることが多いのに対し、「気が引き締まる思い」はスポーツでもしばしば使われる表現です。

例えば自らを戒める意味で「気を引き締める」という言い方をしますが、「身を引き締める」という表現はありません。

スポーツの例からも窺えるように、「気が引き締まる思い」とは重圧や緊張感のほか、いわゆる「気合」や「気迫」を表す意味もあると考えられます。

兜の緒を締める

「兜の緒を締める」とは「気を引き締める」と同義で、有名なことわざ「勝って兜の緒を締めよ」に由来するフレーズです。

「勝って兜の緒を締めよ」とは戦国時代の大名、北条氏綱に由来することわざ。戦に勝利した後はつい気が緩みがちで、浮かれている間に別の敵から攻め込まれてしまう、という注意喚起の言葉だったです。

現代では「勝って兜の緒を締めよ」にちなみ、「気を引き締める・気を抜かない」という意味合いで「兜の緒を締める」という言い方をするようになっています。

初心にかえる

「初心にかえる」とは原点に戻り、再出発するということ。主として慢心を戒めたり、基礎を疎かにしないよう注意したりといった場面で使われます。

初心の大切さを訴える格言「初心忘れるべからず」も、、「初心にかえる」のニュアンスを踏襲した表現といえるでしょう。

「身が引き締まる」の英語表現を紹介!

紹介した言い換え表現を踏まえると、「身が引き締まる」の英語表現は難しくなさそうですよね。義務教育レベルの平易なイディオムもあるので、是非マスターしましょう。

“I’ll do my best”

直訳で簡単に英語表現できるのが“I’ll do my best”で、「ベストを尽くす」という意味です。

フレーズ単位で考える場合は「身の引き締まる思い」よりも、類似表現の「気を引き締める」に近いといえるでしょう。

”I wan’t let you down”

”I wan’t let you down”とは「がっかりさせない」「失望させない」という意味。ニュアンスとしては決意や所信の表明が該当し、成功を宣言する意味合いも含まれます。

”I’ll work even harder”

「もっと頑張る」といった意味合いのイディオムが”I’ll work even harder”です。“even harder”という比較の表現が含まれるため、「今まで以上に奮起する」というニュアンスが強調されます。

「身の引き締まる思い」と比べると今後の取り組み方を示唆する意味合いが強いため、類似はしているものの、イコールの表現ではないともいえるでしょう。

まとめ


「身の引き締まる思い」を理解する上で大事なポイントは、言葉の背景として環境の変化がカギとなっているという点です。

日々の業務の中でイレギュラーやトラブルに見舞われて生じる緊張感や使命感などとは異なり、環境そのものの変化に伴って心身に影響を与える作用こそ「身の引き締まる思い」の本質といえるでしょう。

裏を返せば、「身の引き締まる思い」を体感できる機会は滅多にないもの。

もちろん望まない形での転勤や転属などもあり得るでしょうが、「身の引き締まる思い」を感じることは貴重な経験なのだとポジティブに捉えるべきです。

「身の引き締まる思い」を糧とし、最終的に納得のいくキャリア形成や仕事を成し遂げることが肝心といえるでしょう。

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