人間は臭いにはとても敏感です。良い臭いはもちろんですが、いやな臭いの方が強烈に印象に残ってしまいます。
さらに悪いことに、臭いを発していたとしても自分では気がつきにくいものです。
自分に全く自覚がないままに周りの方やお客様や取引先の方々に不快な思いをさせているのは、申し訳ないと同時に恥ずかしいですし情けなくなってしまいます。
臭いへの印象は、固定観念として長期にわたり残ってしまうものです。
職場での臭い対策は、社会人として当然のマナーですから、毎日の習慣にしてください。
自分が知らないうちに「臭い奴」になってしまわないように・・
臭いは自分の知らないうちにマイナスの印象を与えてしまいます。
職場で相当親しい間柄でも、なかなか指摘は出来ないものですから、自分で気がついたときには会社の仲間や取引先に不快感を与えてしまっているかもしれません。
この臭いというものは、体臭や口臭や足の臭いなどばかりではなくて、喫煙者でしたらスーツに染みこんだタバコの臭いもあります。
喫煙者の方は、洗口液などで会話中にタバコ臭がしないように気をつける人が多いですが、実はスーツやバックなどにタバコの臭いが染みてしまっていて、初対面でも一発で喫煙者とバレバレのことが多いです。
喫煙者に限らず、体臭でも口臭でも自分ではなかなか気がつかないことも多いですので、普段から食後の歯磨きや洗口液、消臭スプレーなどできちんと対策しておくことが大切です。
基本的に臭いの元凶となるのは細菌の繁殖です。普段からこまめに対策をして清潔にしておくことが一番です。
職場の体臭対策
体臭は、基本的に汗や皮脂が原因で発生するタイプと、その他の原因から起こるものの2つに大きく区別されます。
汗や皮脂から引き起こされる体臭は、汗あるいは皮脂が、肌に常在している菌などによって分解された後で酸化する事からもたらされます。
このなかでも一般的なものは、わきがや足臭です。
その他の原因で引き起こされる体臭の代表的なものは、加齢臭や口臭、便秘臭やストレス臭、また病気臭などがあります。
これらの臭いはまさに加齢が原因の体内の酸化、ストレスや疲労や、病気などが原因となります。
汗や皮脂から引き起こされる体臭は、こまめに身体を拭くなどの対策が必要です。
汗は、寝ているときにも相当かいてしまいますので、毎晩お風呂に入っても臭ってしまったりする方もいるでしょう。
気になる方は、少し早起きして朝シャワーが良いでしょう。
汗はすぐに臭うわけではなく、だいたい1~2時間かかります。ですので、こまめに身体を拭くことは効果があります。
最近は、携帯できる汗拭きシートなども販売されていますから、トイレなどで拭くのが良いでしょう。
それ以外の体臭の場合には、その原因を除去するしかありません。
洗口液を使うとかストレスを発散させるとか、また疲労対策や生活習慣の改善など対策をしてみましょう。
職場の口臭対策
職場での口臭対策であれば、やはり歯磨きということになるでしょう。
しかし、実は歯磨きでは表面は磨けても歯間の汚れは約60%しか除去できません。逆に言うと40%の汚れ菌が歯の間に残っているわけです。
ですので、歯磨きだけでなくデンタルフロスやデンタルピックを使って歯間の汚れを取り除きましょう。
最近は歯間ブラシなども手軽に手に入りますから、積極的に使用してください。
また、歯だけではなくて舌にも注意が必要です。歯磨き時には舌磨きも同時にやりましょう。
それとともに洗口液を使用すればベストです。
また、外回りなどの営業の方はタブレットのオーラルケア商品を携帯しておきましょう。
職場での足の臭い対策
足の臭いが生じる原因は、足の裏の菌と考えられます。
一日中履いている靴の中の高温多湿のスペースは、菌にとっては最高の快適空間だと言ってもいいでしょう。
足をよく洗っているのに臭うという方は、靴のなかで菌が発生してしまい、その臭いが足に移るというパターンかもしれません。
こまめの足を洗うのはもちろんですが、職場でも機会を見てデオドラントシートなどで足を拭くようにするのも効果的です。
もちろん原因となる靴のお手入れも忘れずに。靴の内部をクリーナーなどで拭き、新聞紙などを詰めて風通しのよい日陰で休ませてあげましょう。
靴は最低でも二足を交互に履いた方が良いです。
まとめ
職場では、こまめに臭い対策をしてください。汗のかきやすい方は制汗剤なども使いましょう。制汗剤は無香料か微香性にしてください。
香水やオーデコロンを使用する場合はつけすぎに注意です。
臭いが気になる方はつけすぎる傾向があります。香水系の臭いと体臭が混ざったら大変なことになります。
いずれにせよ、体臭や口臭などはこまめなケア以外に対策方法はありません。
社会人として最低限のマナーですから、気を配りながら対策してください。